風の回廊
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先々週の 土日と 長野へ一人旅をしてきました たまには 一人旅も良いものです 一つは
東山魁夷館を訪ねたかったからです ちょうど 九州国立博物館 に所蔵品の 代表的なものが 出張中のことは 知ってましたが まあ それでも 谷口吉生 先生の作品でもあり
いいかという感じで行ってきました それはそれで楽しめたのですが
翌日 暇なので 早朝から 葛飾北斎の 天井画を見ようと 近くの岩松寺 へ 長野電鉄に揺られて 行きました ついたのが早すぎて 閉門してます 近くを散歩していたら 浄光寺 という 古びたお寺があり ふらふらと 登って参拝し その帰り道でした
面白い彫刻に出会いました なかなかの作品です 名古屋の栄のどこかにおいても 見劣りしないな という思いです
作品の説明です 地元の有志の方ですね
風の回廊
半円球の彫刻は 極楽浄土の佛界を形象化し 大浄土を立体化したものです
これすべて 蓮華歳世界の海だと考えます その海には無故の蓮の花が咲いています
風華正歳と刻まれているのは 年若く意気盛んで有為の時期に 社会生活の
中で絶えず自らを鍛えて 社会のために いっそう貢献する の意です
この蓮華歳世界の上に 極楽浄土の佛界があります この彫刻は 佛の大宇宙を
表したものです 彫刻上面は 大宇宙の海の上を撫でる 風の動きを表しています
風は 昔から今日まで 大宇宙を回り続けている すなわち 輪廻を意味しています
そこで 「風の回廊」 と申します
私たちは 大宇宙の中で 生を受け また 消えていきますが それはまた 風と
共に 次の世代に受け継がれ社会にそれぞれ 貢献していくことを念じて おります
合掌
1998年 4月 島田 春生
こんな出会いもいいものですね 一人旅の楽しさです
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