マテリアル

こんにちは、設計の奥本です。
住宅や店舗、オフィスのデザインで重要になってくるのがマテリアル(素材)です。
面白い使い方をしたマテリアルがありましたので、ご紹介致します。

こちらは自宅近くの美味しいと評判の焼肉屋さん

天井に、外壁材が使われております。サイディングには上下接合部の実(さね)がありますが、このようにデザイン天井として使用すると全く違和感がなく面白い空間になります。最近はスケルトン天井や天井下地表しなどでインダストリアルな空間にするのが多いですが、敢えて他にはないマテリアルでデザインをするのもアリだと思います。


こちらは子供の遊び場施設

空間の間仕切りにポリカーボネートが使用されています。
ポリカーボネートは駐輪場やスマホカバーなどによく使われますが、インテリアでも使用するとまた違う効果を生み出します。ガラスの様な透過性が欲しいけど、安価で軽量、安全にしたい場合や空間に変化をつけたい場合、採用するのもアリだと思います。
この施設は他にも面白いデザインがあったのでまたの機会にご紹介致します。


この様にマテリアルを工夫して使用すると他とは違ったデザインができるのですが、採用する際に注意も必要です。内装材を外装材で使用するのは防水機能等で不可能なことが多いですが、外装材を内装で使用することは比較的可能です。通常と異なる使い方をした場合、メーカーの補償対象となるのか、耐久性は問題ないか、法規制(内装制限等)にかからないか、などを確認する必要があります。それらを前以て調べるのは設計の仕事です。これを使ってみたい！等こだわりのある方はたくさん要望を言ってみてください。ハウスメーカーではできないことも弊社では可能な場合もあります。

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